盆栽と聞くと、皆さんはどんなイメージを持ちますか?
「高くて手がでない、難しくて分からない。古くておしゃれじゃない?」w
でもそれ全部誤解です、と断言させていただきます。
ではそんな誤解を解くべく、誰もが手軽に楽しめるBQLifeスタイルの盆栽をご紹介します。
手頃な価格で本格的な盆栽を手に入れた!

私が最近手に入れた上記写真の盆栽は、なんと6,000円以下。
え?それでも高い?
でも、自分の好みで選んだ鉢と木を、プロの手によって植えてもらったセミオリジナル盆栽です。
非常に高い満足度があり、コスパ的には安いと思うのですが、どうでしょう?
盆栽の見方
私も最初は「盆栽なんて高いし、分からんし、古くておしゃれじゃないし」wと思っていました。
でも、先日さいたま市の大宮盆栽美術館に行き、周囲にたくさんある盆栽屋さんを回っているうちすっかり気が変わって、自分も一つ欲しくなってしまい購入した次第です。
まず「分からん」という人は以下の盆栽美術館のサイトを見てみてください。
「盆栽の見方」というページに「盆器の中に凝縮された大自然の情景をイメージすることが大切です」と書かれています。
要するに盆栽の楽しみ方は、小さい自分になって盆栽の鉢の中の世界に入り込み、そこに再現された自然の情景をバーチャルで味わうことにあるんですね。
だから私が、林のように見える盆栽を眺めながら「ああ、あの木と木の間で女の子と隠れてキスしたりしたいなあ、、」などと不埒なことを考えていたのも、盆栽の鑑賞方法としては正しいということですねw
美術館には海外からのお客さんも多くいらしていました。
一人で熱心に盆栽に見入っている白人男性にどこから来たのか英語で聞いたら「カナダです」と日本語で答えられました。
「カナダでも盆栽は流行っているんですか?」
「はい、そうですね〜」
他にも白人系の若いカップルや東南アジア系の一人女子など、色々な国籍の色々な年齢層が訪れていました。
どうやら盆栽は「世界的におしゃれで新しい文化」になっているようです。
最近盆栽窃盗が流行っているのも残念な話ではありますが、世界的ブームが背景にあるようですね。
この盆栽美術館、樹齢8000年という盆栽などもあって色々感動します。
お近くの方は一度行かれてはいかがでしょうか?
盆栽を手にいれる
でも、やっぱり盆栽って高いのでは?
この美術館の周囲は「盆栽村」と呼ばれていて、歩いて回れる範囲にたくさんの盆栽園があり、私もいくつか見て回ったのですが、時々付けられた値札がありそこには確かに目がまわるほどの値段がつけられていたりもしましした。
「盆栽村」の由来や各盆栽園の情報はこちらで紹介されています。
その中のひとつ「清香園」さんに行った時、こちらも高額(そう)な盆栽がずらりと並んでいたのですが、中にリーズナブルな苗もあり、これなら買えるなあと思いながらあれこれ見ていると、面白い形の小さな鉢が売られているのを見つけました。
価格こそリーズナブルなものでしたが、とても攻めた造形が気に入りじっと見ているうちに、ここに何か木を植えて盆栽空間を作りたいなと思い始めてしまいました。
さきほどのリーズナブルな木が置かれたコーナーに改めて行ってみると、この面白い形の鉢と相性がよさそうな木が!(これは買えというお告げだな!w)
それが、冒頭写真のバラ科シャリンドウ属コケモモカマツカ(別名ハイシタン)1980円です。
「この鉢に、この木を植えたいのですがどうですかね?」と見るからにベテラン職人スタッフに聞くと
「いいと思いますよ」と言った上で「こちらで植えると2000円かかりますけど、どうします?」
「それは、、是非!」と私。
ということで、鉢の1980円も含めて合計5,960円でセミオリジナル盆栽一式手に入れることができました。
アートな植え方
植え付け方もさすがプロです。
植え付けの手際の良さにも感心しましたが、まさかこんな風に斜めに植え込むとは予想もしていませんでした。
先に「こうやって植えると、かっこいいと思うんですけどどうですか?」と聞かれた時は、思わず「え?そんなに横にして植えていいんですか?」と言ってしまいました。
「もちろんですよ。こうするとなんか崖の上で風に吹かれた大木みたいでいいでしょ?」
「是非、お願いします!」
「鉢はどちらを表にしますか?」
「せっかくだからその縁に切り込みが入った方を表にしてください」
「こうですね」
20分ほど待って出来上がりをみて、ああ買ってよかった、依頼してよかった!と改めて実感しました。
職人さんが言う通り、そこには崖で風に吹かれる大木と背景に広がる海の景色が見えました。
なるほど、、盆栽の極意を見る思いでした。

お手入れ方法
その後、あれこれ手入れ方法を伺ったのですが、他のサイトでもたくさん紹介されているので割愛します。
意外だったのは次の言葉です。
「盆栽は基本的に屋外で育ててください」
「そうなんですか?床の間に置こうかなと思っていたのですが、、」
「日光も大切なんですが、風に吹かれることも大切なんです。盆栽の周りで風が滞留してしまわないようにした方が良いんです」とのこと。
なので今はベランダに置いて鑑賞しています。
最初に見えた海抜けの風景は、山抜けの風景に変わりましたが、、w
屋外の風景を背景に堂々と枝を伸ばすコケモモカマツカ君を眺めるたびに、毎日生きる力をもらっています。

あなたも盆栽の世界へ
いかがですか?
出来合いの盆栽もいいですが、このように自分で鉢を選び、木を選んで、プロに植えてもらう自分だけのマイ盆栽。
ある意味オルタナティブで、リーズナブル、実用的ではないけれど趣味に溢れていて、まさにBQLifeそのものでないでしょうか?
私はとりあえずこの一鉢に集中して、この形をベースにさらに自分の描くイメージを作っていこうと思います。
BQLifeに盆栽というまた新たな楽しみが!
あなたもお近くの盆栽園を探して訪れて見てはいかがでしょうか?
きっと世界にひとつだけのマイ盆栽が欲しくなるはず。
特にさいたま大宮の「盆栽村」おススメメです!
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